既報のとおり、ERIKAは12月10日にロンドン02アリーナで行われるレッド・ツェッペリンの 再結成ライブに日本からの招待客として招かれている。このライブから彼女の旅は始まることになりそうだ。そして知りたいのは、旅立ちにいたるまでの彼女の 思い。12月12日にはMTVでERIKAの特別番組が予定されているので、番組内で何らかのコメントが公開されるかもしれない。彼女の旅の幸運を祈りつ つ、続報を待っていよう。
ERIKAの目的地は常に通過点 |
今回の制作中、 ERIKAはプライベートで砂漠を訪れたそうだが、この曲はその体験がモチーフになっている。帰国後、現地で得たイメージを元に曲を練り上げていったとい うERIKA。メロディー作りには積極的にアイデアを出して、前作以上に自分の音楽観を注入。歌詞にも実際に砂漠で感じたことや、自身のスタイルを示す言 葉をちりばめた。彼女の凛々(りり)しいイメージを端的に表現しているのは「目先のことに迷うな」「私は私になる」「心を解き放って」というリリック。タ イトルは「目的地なんてどこにもない」という意味だが、これもERIKAのスタンスをずばり表した言葉だ。
「歌詞にもあるけど、目的地は通過点でしかない。常に通過点でしかないんです。私はいつも現状では満足していない。足跡は残るかもしれないけど、私の影は同じ場所にはいない。いつも旅をしていたいんです」
前作同様、今回も2曲目にERIKA流のハウスを収録。『ESCAPE』はStudio Apartmentが主宰するレーベルの新進クリエイター・黒坂修平がトラックを手がけた曲で、今ちまたで流行中のジャパニーズハウスの流れをくんだスタイリッシュな歌モノハウスとなっている。
「カップリングはハウスで聴いていて気持ちいい曲をやりたいって言っていて。これが上がってきたときは、きれいですごい気持ち良かったんです。ハウスってすごい幅広いけど、自分が今やるハウスっていうのはコレなんです」
“音 楽”というものに本気、かつ能動的なERIKA。実は今回のツェッペリンのライブも、自ら再結成のニュースを聞きつけ、まずは自分でチケット入手に奔走し ていたところ、うれしいことに招待のニュースが届いたんだとか。今回のシングル制作に関してもそう。彼女は自分の体感とセンスにこだわり、自らのアイデン ティティーを作品に刻みつけた。
「今回の作品は自分のなかの音楽観を追求していったんです。それが『FREE』からの流れの必然的なことでもあったから」
彼女は、この作品をリリースしたのち、自分の音楽というものを追求するために旅立つという。音楽にアクティブな彼女が、その旅でどんな新しいERIKAを見つけるのか。ERIKAの進化と深化が今から楽しみだ。
(文 / 猪又孝、構成 / Yahoo!ミュージック)
消息來源
http://magazine.music.yahoo.co.jp/rep/20071116_001/
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